※本記事にはアフィリエイト広告を含みます。掲載している検査結果は、筆者が2024年に自費で受けた検査によるものです。
「自分の腸内にはどんな細菌がいるんだろう?」
「自分の腸内環境が分かれば、より自分に合った食事や生活習慣を導入できるのではないか?」
そんな思いから2024年にMykinso(マイキンソー)を購入し、実際に検査を受けました。
この記事では実際の検査結果を公表しながら、その結果をどう受け止めればいいのか、どこまで信用できるのかを薬剤師の視点から論文の内容も交えて解説します。
Mykinso(マイキンソー)とは?
Mykinso(マイキンソー)は自宅で採取した便から腸内フローラ(腸内細菌叢)を調べる検査サービスです。
便に含まれる細菌のDNAを解析することで、腸内にどのような細菌がどのくらいの割合で存在しているのかを調べることができます。
検査は自宅で完結し、専用キットで便を採取して返送するだけ。医療機関を受診する必要はありません。
Mykinso(マイキンソー)で何がわかる?
Mykinso(マイキンソー)では腸内細菌の構成だけでなく、解析したデータをもとに様々な項目
僕が2024年に受けた検査では
- 腸内フローラ総合判定
- 腸内細菌の多様性
- 健康長寿菌(ビフィズス菌、フィーカリバクテリウム属)の判定
- 免疫(酪酸菌、酢酸菌、プロピオン酸菌)に関する判定
- 不摂生(フソバクテリウム属、エシェリキア菌)に関する判定
- やせ菌・肥満菌
- 美容(エクオール産生菌)に関する判定
- 便秘関連菌の判定
- 運動(アクティブ菌)に関する判定
- 腸内フローラの構成
- 検査結果に応じた食事・運動などのアドバイス
を確認することができました。
単に「〇〇菌が多い・少ない」と表示されるだけでなく、結果がグラフや判定(A~E)で示されるので、自分の腸内フローラの特徴を視覚的にわかりやすく確認できるのが特徴です。
※この記事で紹介する検査結果は筆者が2024年に受けた当時のものです。現在は検査項目や判定方法、サービス内容などが変更されている可能性があります。
検査方法・料金・結果が出るまで
検査の流れはとてもシンプルです。
検査キットを購入→自宅で採便→検体を返送→腸内フローラを解析→結果を確認
自宅で採便して送り返すだけなので手間はほとんどかかりません。
2026年9月現在、Mykinso(マイキンソー)の腸内フローラ検査キットは19800円(税込)。
検体が検査施設に到着してから結果がわかるまで約3~4週間と案内されています。
Mykinso(マイキンソー)なら自宅で採便するだけで自分の腸内フローラを調べることができます。
Mykinsoの(マイキンソー)の現在の価格・詳細を確認する※価格・キャンペーン内容は変更される場合があります。
Mykinso(マイキンソー)を実際に受けてみた|検査結果を公開
検査キットが届いてから結果が出るまで
購入してから数日で検査キットが届きました。
検査といってもやることは自宅で便を採って返送するだけです。
僕は仕事でも検便をする機会が多いので、採便作業自体は特にストレスなく終えることができました。
採便後は同封されている封筒に検体を入れてポストへ投函します。
早く自分の腸内フローラを知りたかったので、採便後すぐに送り返したのを覚えています。
採便から返送まで自宅で完結するので、検査のために医療機関に行く必要もなく、「思っていたより手間なくできた」というのが正直な感想でした。
結果が確認できるようになったのは、検体がMykinso(マイキンソー)に到着してから23日後でした。(過去のメールを確認すると、10/10に検体受領・11/2に解析完了の案内が来ていました)
返送してから約3週間ほどで解析結果を確認できるようになりました。
さっそく結果を見てみると…
総合判定は「A」。
「えっ、めっちゃ良いやん!!」と思ったのですが、詳しく見ていくとすべての項目が良かったわけではありませんでした。
総合判定は「A」。でも多様性は「平均的」
まず最初に表示された総合判定は5段階のうち最高評価の「A(良好)」でした。
いきなりのA判定に「自分の腸内環境はかなり良いのかも!?」とテンションが上がったのを覚えています。
ところが結果を読み進めていくと、次に出てきたのは「腸内細菌の多様性」の項目。
結果は多様性スコア6.29で「平均的」。(A判定なのに平均的なんかーい!!)
腸内細菌の多様性とは簡単に言うと「どれくらい多くの種類の細菌が、どのようなバランスで存在しているか」を見る指標です。
Mykinso(マイキンソー)では多様性が高いほど「理想的な腸内環境に近づきやすくなる」と説明されています。
実際に腸内細菌の多様性が低いことと様々な疾患との関連が報告されており、腸内細菌の多様性は腸内環境を考える上で重要な指標の一つです。
総合判定がAだったので、多様性も良い結果なのかと思っていましたがここは意外にも「平均的」。
総合判定だけでは分からない自分の腸内フローラの特徴が見えてきました。

「健康長寿菌」は2種類とも豊富
続いて目に入ったのは「健康長寿菌」の項目。
Mykinso(マイキンソー)ではビフィズス菌とフィーカリバクテリウム属の2種類を「健康長寿菌」として評価しています。
僕の結果は
- ビフィズス菌:9.61%
- フィーカリバクテリウム属:7.89%
でどちらも「豊富」という判定でした。

「健康長寿菌」という名前だけ見ると、なんだか多いほど長生きできそうな気がしてきますよね。
もちろん「この2種類の菌が多い=長寿になれる」という単純な話ではありません。
ただビフィズス菌は乳酸や酢酸を産生することで知られ、フィーカリバクテリウム属には酪酸を産生する菌などが含まれます。どちらも腸内環境との関係が盛んに研究されている細菌です。
今回の検査ではこの2種類の菌がどちらも豊富に存在しているという結果だったのでとりあえずほっとしました。
一方で「肥満菌」は要注意!?
ここまでは順調にうれしい結果が続いていました。
がしかし、結果をさらに読み進めていくとすごく気になる項目が出てきました。
それが「肥満菌」です。僕の結果は肥満菌7.19%で「要注意」。

健康長寿菌は2種類とも豊富だったけど、肥満菌も多いんかーい!?
結果を見たときは何とも言えない複雑な気分でした。
そして肥満菌という名前を見ると当然こんな疑問が生まれます。
「肥満菌が多いとやっぱり太りやすいの?」
実際に僕もこの結果を見てかなり気になりました。
では本当に「肥満菌が多い=太りやすい」と言えるのでしょうか?
この点については後ほど論文をもとに詳しく見ていきます。
その他の検査結果と腸活アドバイス
Mykinso(マイキンソー)ではこのほかにも様々な項目を確認することができます。
僕の結果をまとめると
「免疫」の判定
- 酪酸菌:8.09%→良好
- 酢酸菌:9.61%→良好
- プロピオン酸菌:0.03%→良好
「不摂生」の判定
- フソバクテリウム:0.00% → 良好
- エシェリキア菌:0.13% → 改善の余地あり
「美容」の判定
- エクオール産生菌:0.24% → 良好
「便秘」の判定
- 便秘関連菌:0.20% → 改善の余地あり
「運動」の判定
- アクティブ菌:0.73% → 改善の余地あり
という結果でした。





こうして振り返ってみると総合判定は「A」でもすべての項目が良かったわけではないことが分かります。
Mykinso(マイキンソー)で検査をしてみて個人的にいいなと感じたのが、検査結果を知って終わりではなくて、検査結果に応じた食事や運動のアドバイスまでしてくれる点です。
僕の場合は「増やしたい菌」に対するアドバイスとして果物・運動・根菜類を、また「減らしたい菌」に対してはヨーグルト・乳酸菌飲料・果物・玄米雑穀米を摂るよう提案されました。


自分の検査結果を知った後に「じゃあ何すればいいの?」というところまで落とし込んでくれているのは実際に検査してみて魅力に感じたポイントです。
一方で、こうしたアドバイスをどこまで自分に最適化されたものとして受け取ってよいのかは気になるところ。
そもそも今回の腸内フローラ検査そのものをどこまで健康状態や食生活の判断材料として信用してよいのでしょうか?
ここからはMykinso(マイキンソー)の検査結果からいったん離れて、腸内フローラ検査で分かること・分からないことを論文をもとに考えてみます。
Mykinso(マイキンソー)なら自宅で採便するだけで自分の腸内フローラを調べることができます。
Mykinsoの(マイキンソー)の現在の価格・詳細を確認する※価格・キャンペーン内容は変更される場合があります。
Mykinso(マイキンソー)の検査結果はどこまで信用できる?
ここまで僕自身の検査結果を紹介してきました。
自分の腸内細菌が数字やグラフで表示されるのはとても興味深く、結果を見ながら「こんな菌がいるのか!」「ここは改善したほうがいいのかな?」とかなり楽しめました。
一方で結果を見ていると気になることもあります。
「そもそも、この検査結果ってどこまで信用していいの?」
せっかく検査を受けるなら結果から何が分かり、逆に何までは分からないかも知っておきたいところです。
ここからは腸内フローラ検査で分かることと、その結果をどう受け止めればいいかを論文を交えながら考えてみます。
腸内フローラ検査で自分の腸内細菌を「見える化」できる
僕が実際にMykinso(マイキンソー)の検査を受けてみて一番感動したのは、普段は見ることのできない自分の腸内フローラを数字やグラフで分かりやすく確認できることでした。
Mykinso(マイキンソー)では便に含まれる細菌のDNAを解析することで、どのような腸内細菌がどのくらい検出されたのかを調べています。
僕の場合は
- ビフィズス菌:9.61%
- フィーカリバクテリウム属:7.89%
- 酪酸菌:8.09%
- エクオール産生菌:0.24%
など、これまで知ることのなかった自分の腸内細菌の特徴を確認することができました。
さらにそれぞれの菌だけではなく、その多様性や全体の構成まで確認することができます。
もちろんこれらの数値だけで「健康」「不健康」が決まるわけではありません。
それでも自分の腸内フローラがどのような状態なのかを実際のデータとして知ることができるのは、腸活に興味がある人にとって大きな魅力であると感じました。
僕自身も「腸活に良いと言われているから食べる」から、「自分の腸内フローラを知った上でこれからの食事や生活習慣を見直す」というきっかけになったことは、今回検査を受けて一番良かったことかもしれません。
検査結果=健康状態そのものではない
ここで知っておきたいのが、現在の研究でも「健康な腸内フローラとは何か」を一つの基準だけで決めることは難しいということです。
2024年に医学誌『Gut』に掲載されたレビューでは、健康な腸内フローラを考える上で腸内細菌の構成や多様性だけでなく、その機能や安定性、さらに食事・生活習慣・年齢・地域など様々な要因を考える必要があるとされています。[1]
多様性に関しては一般的には腸の健康を考える上で重要な指標の一つとされています。ただし多様性だけで腸内フローラの状態を評価できるわけではなく、「多様性が高ければ高いほど健康」と単純に判断できるものでもありません。[2]
そう考えれば、僕の結果が「総合判定Aなのに、多様性は平均的」だったこともさほど不思議なことではありません。
腸内フローラは一つの数字だけで評価できるものではなく様々な特徴を持っているからです。
そのためMykinso(マイキンソー)の「A」や「平均的」といった判定も、健康診断の検査値のように「正常・異常」を判断するものとして受け取るのではなく、自分の腸内フローラの特徴を知るための一つの目安として見るのがよさそうです。
僕自身も今回の検査は「健康だから安心」と判断するものではなく、自分の腸内フローラを知り、これからの腸活を考えるための材料の一つとして受け止めています。
「やせ菌・肥満菌」はどう考えればいい?
今回の検査結果の中で僕が最も気になったのは「肥満菌7.19%・要注意」の部分でした。
「肥満菌」という名前を見ると、「この菌が多いと太りやすいの?」と思ってしまいますよね。
実際に肥満の人と非肥満の人では腸内細菌の構成に違いが見られることが多くの研究で報告されています。
では「肥満菌が多い=太りやすい」と考えてよいのでしょうか?
この疑問に答えるために参考になるのが、2022年に『Nutrients』に掲載された肥満者と非肥満者の腸内細菌を比較した32研究のシステマティックレビュー・メタ解析です。[3]
この研究では肥満者と非肥満者の腸内細菌を比較し、両者の間にいくつかの違いがいくつかの違いが見られました。
例えば、
門レベルでは肥満者でファーミキューテス門が増加する傾向が見られ、メタ解析でも有意な増加が認められました。
一方、バクテロイデーテス門は減少する傾向が見られたものの、メタ解析では有意な差は認められませんでした。
つまり肥満の人では腸内細菌に一定の特徴が見られるものの、研究によるばらつきが大きく、「この菌が多いから太る」と単純に決められるものではないということです。
そう考えると僕の「肥満菌7.19%・要注意」という結果も
「肥満菌が多いから太りやすい」
「このままだと肥満になる」
と安易に受け取るのは適切ではなさそうです。
だからといって今回の結果に意味がないとも思っていません。
僕の場合、「肥満菌7.19%・要注意」という結果をきっかけに肥満と腸内細菌にはどのような関係があるのかを調べ、自分の食事や生活習慣を改めて考えるきっかけになりました。
「肥満菌が多い=太りやすい」と決めつけるのではなく、自分の腸内フローラを知り、これからの腸活を考えるための材料の一つとして使う。僕はこれくらいの距離間がちょうどいいと感じています。
実際に受けて感じたメリット・デメリット
実際にMykinso(マイキンソー)の検査を受けてみて良かった点、気になった点をまとめました。
良かった点
①自分の腸内フローラを実際のデータで見られる
普段から腸活について調べても、「自分の腸内にどんな菌がいるのか」を知る機会はなかなかありません。
今回の検査ではビフィズス菌や酪酸菌などの割合から、菌の多様性・腸内フローラ全体の構成まで確認できました。
単に結果を見るだけでも「自分の腸内はこんな感じなんだ」と楽しめました。
②検査が自宅で完結する
検査キットが届いたら、自宅で採便してポストに投函するだけ。
医療機関に行く必要もなく、僕の場合は採便から返送まで特に困ることはありませんでした。
手間が少ないので、初めて腸内フローラ検査を受ける人でも試しやすいと思います。
③腸活を見直すきっかけになった
個人的にはこれが一番の収穫でした。
総合判定は「A」でしたが、多様性は「平均的」、さらに肥満菌は「要注意」という結果。
良い結果だけではなかったからこそ、自分の食事や生活習慣について考え直すきっかけになりました。
検査結果以上に自分の腸に興味を持ち、日々の行動を考えるきっかけになったことに一番価値を感じています。
気になった点
①約2万円という価格
Mykinso(マイキンソー)は気軽に何度でも受けられる価格とは言いにくいのが正直なところ。
自分の腸内フローラを一度見てみたい人には面白い検査だと思いますが、「とりあえず試してみよう」と考えるには少し迷う金額だと思います。
ただ不定期でキャンペーンが実施されることもあるようなので、気になる人は公式サイトをときどきチェックしてみると通常より安く受けられるタイミングがあるかもしれません。
②結果が出るまで時間がかかる
僕の場合、Mykinso(マイキンソー)に検体が到着したのが10月10日、解析完了のお知らせが届いたのが11月2日だったので、結果が出るまで約3週間かかりました。
採便してすぐに結果が分かるわけではないので、早く結果を知りたい人には少し長く感じるかもしれません。
ただ現在のMykinso(マイキンソー)公式サイトでも検体到着から約3〜4週間と案内されており、他の腸内フローラ検査でも解析に数週間かかるものがあります。そのためMykinso(マイキンソー)だけが特別に時間のかかる検査というわけではなさそうです。
【まとめ】Mykinso(マイキンソー)はどんな人におすすめ?
僕自身はMykinso(マイキンソー)を受けて良かったと思っています。
約2万円という価格は決して安くはありませんが、自分の腸内フローラを実際のデータで知り、食事や生活習慣を見直すきっかけとなったことにそれだけの価値を感じました。
長々と書いてきましたが、この記事をきっかけに腸活を始める人が1人でもいればそれだけで報われます。
最後に実際に検査を受けた僕目線で、Mykinso(マイキンソー)がおすすめな人、おすすめしにくい人をまとめましたので、検査をするか迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
こんな人におすすめ
- 自分の腸内フローラを知りたい。腸内細菌の構成や多様性を数字で見てみたい。
- 腸活には興味があるけど、何から始めていいか分からない。
- 医療機関に行ってまで検査するのは気が引ける。腸内フローラ検査を手軽に試したい。
- 自分に合った腸活を考えるきっかけがほしい。
こんな人にはおすすめしにくい
- この検査だけで自分が健康か知りたい。
- この検査だけで「自分に最適な食事」を決めてもらいたい。
- すぐに結果を知りたい。
- 約2万円という価格を高く感じる。


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