短鎖脂肪酸という言葉をご存じだろうか?
最近になってSNSや書籍でもよく目にするようになりましたが、
実はこの短鎖脂肪酸が私たちの体調を左右する重要な役回りを担っているのです。
短鎖脂肪酸で満たされて毎日の絶好調をGETしよう!

絶好調を実現するためのカギは “短鎖脂肪酸”!?
短鎖脂肪酸とは『腸内細菌が生み出す自前の万能薬』なるもの。
私たちのお腹の中にいる善玉菌たちは(水溶性)食物繊維などをエサにして短鎖脂肪酸を生み出します。この短鎖脂肪酸が腸の中から全身に至るまで良いことばかりをもたらしてくれるのです。また短鎖脂肪酸は腸内を弱酸性に保ちます。善玉菌たちは弱酸性下の環境を好み、善玉菌が増えることで自身が生み出す短鎖脂肪酸も増え、結果として善玉菌が過ごしやすい環境ができる、いわば正のループ(無双状態)に入ることができるのです。

善玉菌が減って短鎖脂肪酸が少なくなると腸のバリア機能が低下し、リーキーガット症候群(腸漏れ)という状態に陥ります。こうなると本来は異物認識されるような異物が腸粘膜を通過して体内に入ってきてしまうのです。この異物は全身にまで到達し、様々なトラブルを引き起こします。なんか考えただけでぞっとしますね。
このような最悪の事態を避けるためにも普段から腸内メンテが必要です。
次は短鎖脂肪酸がどのような働きをしているのか見ていきましょう。
短鎖脂肪酸が私たちに与える影響とは!?
お腹の中の腸内細菌たちは私たちが想像する何倍も、いや何十倍も私たちの体に影響を及ぼしています。私も腸活と出会い、腸について学ぶまでは腸のことを軽く見ていました。というより意識すらしたことがありませんでした。
以下のような不調で悩んでいませんか?
- お腹の調子がいつもすぐれない。食べるとすぐにトイレに行きたくなる。
- いつも便秘気味で1週間出ないなんてことは当たり前。
- 常に体がだるい。栄養ドリンク漬けの毎日。
- 風邪を引きやすい。インフルエンザなど流行り病がくると必ず自分もかかる。
- 花粉症がひどい。毎年冬~春の時期が来るのが怖い。
- 痩せにくくなった。流行りの〇〇ダイエットを試してはうまくいかず。我慢して一時的に痩せてはリバウンドを繰り返している。
このような不調を抱えるあなた!!
その不調はあなたのお腹の中の住人、腸内細菌たちの仕業かもしれません。
でも心配しないで!短鎖脂肪酸がこれらの不調を解決してくれる可能性があります。
これからはもっとお腹(腸内細菌)のことを労わったお腹ファーストな人生を始めませんか?
短鎖脂肪酸で満たされるための究極の方法1選!!
断言します!!短鎖脂肪酸で満たされるための究極の方法は食事内容の見直しです。
「なんだ、そんな当たり前のことわかってるよ~」と思った人、ちょっと待ってください。
頭では分かっていても実際の行動に落とし込めていない人が山ほどいます。
もちろん食事以外にも腸内環境に影響を及ぼすことはたくさんあります…がしかし普段の食事抜きに腸内環境を語ることはできません。
薬剤師として腸活指導をすると同時に食事面から家族の健康をサポートする立場として感じることは
“腸活する人にとって現代社会は本当に生きづらい”ということ。スーパーに行くといたるところにトラップ(罠)が仕掛けられています。『安い・早い(すぐ食べれる)・うまい』ほど腸にとっては良くないものであることが多い。思考停止で商品を選択すればますます腸内環境が悪化するといったことにもなりかねません。正しい知識で武装して、頭フル活動でスーパーという戦場に挑みましょう笑
では次の章からは実際に【腸内細菌×私たちのカラダへの影響】というテーマで細かく見ていきます。
【書籍】結局、腸が9割 名医が教える「腸」最強の健康法 川本徹著
【書籍】40代からはじめる「腸活×菌活」完全マニュアル 藤田紘一郎監修 田和璃佳著
【書籍】超一流の腸活術 江田証著
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