最近テレビや書店でもよく目にするようになった『腸活』という言葉。
便秘や下痢でお腹に不具合がなければ見向きもされなかった腸という存在…
そんな腸があなたの体調を決定づける救世主になるかもしれません。
今日があなたの腸活記念日。
ともに『腸活クエスト』という名の冒険に出て、毎日の絶好調をGETしよう!

腸の豆知識。愛しき腸についてもっと知ろう!
『腸』と聞いて何を思い浮かべますか?
食べ物を消化・吸収している…
食べたものをうんちとして外に出す…
腸内細菌という菌たちが暮らしている…
どれも大正解です!!
しかしお腹の中の菌たちは私たちが想像している以上に働き者で、私たちのカラダにたくさんの良いこと・悪いことをもたらしてくれます。
腸内細菌は善玉菌、悪玉菌、日和見菌と3つのチームに分かれています。
善玉菌だけ増やせばよいという単純な話でもなくて
善玉菌2:悪玉菌1:日和見菌7のバランスを保つことが大切とされています。
日見菌とはわかりやすく言えば優勢な方に付くスネオ的存在。腸内環境が悪化し、悪玉菌の比率が増えてくると悪玉菌に加勢してしまいます。
なんとか善玉菌が優位な状況を維持するためにも腸活を実践していきしょう。
ここでもう一つクイズです。
多くの腸内細菌がお腹の中でも特に大腸というエリアに住んでいるのですが、どのくらいの数の菌が住んでいると思いますか?
正解は…なんと約100兆個!!1000種類もの菌たちが大腸内で暮らしているのです。
- 世界人口が約81億人(→腸内細菌はその12345倍)
- 地球が属する銀河系の恒星の数が1000億個以上(→腸内細菌はその1000倍)
よく数えきれないほど多いというモノのたとえで『星の数ほど~』と言いますが、腸内細菌はそれ以上に多いのです。これからは『腸内細菌の数ほど~』と表現してもいいかもしれませんね。

この記事を書いた人
みつけん
1983年生まれ。兵庫県出身。2児の父。
薬局勤務の薬剤師&食生活アドバイザー。
焼き芋🍠が大好物。
思考停止でジャンクフードに溺れた過去。
冬場は必ず風邪をこじらせ、
年中通して体のだるさを感じていた僕が
腸活と出会い、毎日の絶好調を取り戻す。
【腸活は最強のセルフメディケーション】
“腸活ごはんを通じて
自分と関わった人の絶好調を実現する。”
現在は『腸活ごはんでカラダメンテ』をモットーに
腸活指導・アドバイスを行っています。
腸内細菌が引き起こすトラブルとは!?
結論を先に言ってしまうと
腸活を実践して腸内環境が整えば、確実に毎日の絶好調に近づけます。
腸内環境が悪化することで
- うつ、認知症
- 感染症やアレルギー(花粉症)
- 肥満、糖尿病などの生活習慣病
- 便秘や下痢、潰瘍性大腸炎などの自己免疫疾患
- 睡眠の質の低下
など挙げればキリがありませんが、腸のケアを疎かにして腸内環境が悪化すれば、その代償として上に挙げたような症状が発症もしくは悪化するといった事態にもなりかねません。
また最近はダイエットと腸内環境の関係が注目されています。
腸内細菌が生み出すGLP-1というホルモンに肥満解消の効果が期待できるということで新たな糖尿病薬が承認され、医療の現場で使用されています。
現時点で健康な人もいつまでも若々しく健康的に過ごすために腸活を実践する価値は十分にあります。
腸活に挫折しないための基本戦略
あとの章でも詳しく出てきますが、基本的に腸活は
①善玉菌のエサとなる食物繊維やオリゴ糖などをしっかり摂ること(=プレバイオティクス)と
②カラダに有益な効果を与える善玉菌自体を摂ること(=プロバイオティスク)
の2大戦略で進めていきます。ちなみにここでいう腸活とは『大腸に対するケア』を指します。
腸活を実践しているのにお腹が張ったり、下痢っぽくなってしまうなど不具合が出ている人は
『小腸に対するケア』が必要な場合もあるのでご注意を!!(→のちの章で詳しく解説)
薬局での服薬指導・健康相談を通じて感じることは“腸に無頓着な人”が多すぎるということ!!
腸活に高額なお金は必要ありません!!
必要なのは少しの知識とその知識を生かした少しの手間、あとは継続あるのみ!!
Lv.2では腸内細菌が生み出す万能薬!?短鎖脂肪酸と腸漏れ(リーキーガット)について学んでいきましょう。
【書籍】結局、腸が9割 名医が教える「腸」最強の健康法 川本徹著
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